失敗の無い結婚式をあなたに。〜私の結婚式の失敗談〜

今から6年前、
私は結婚式をしました。

「来て良かった!」
「こんな結婚式初めて!」
「本当におめでとう!」

多くの方から祝福の言葉を頂いて、
心から結婚して良かったと思いました。

しかし!

その一方で
ゲストの方に不快な思いをさせてしまったことも
いくつかありました。

お詫びして済むこと、済まないこと。
取り返しのつかないこと。

時間は戻らないので
後悔してもどうにもなりません。

「結婚式の失敗」

少ない方がいいです。
出来れば無い方がいいです。

失敗をさらけ出すのは少し恥ずかしいですが、
私の結婚式の失敗談をおとどけします。
これからのあなたの結婚式の参考になれば。

【 〜してるから大丈夫だろう、は非常に危険 】

「申し訳ないけど、行かん方が良かった」

私の旧友数人が遠方から結婚式に出席してくれたのですが、
後日別の友人が一人の出席者に私の結婚式の感想を聞いたら、
友人の一人からこのような答えが返ってたそうです。

友人の言葉が全く理解出来ず、
「何故?どういうこと?」
が頭の中をぐるぐると駆け巡りました。

しばらく黙っていると空気を察したのか
友人が口を開きました。

友「せっかく呼ばれて行ったのにただそれだけって言ってたよ」
私「どういうこと?」
友「自分たちが蚊帳の外に感じて面白くなかったんだって」
私「えっ!?・・・・」

詳しく話を聞くと、こうでした。

私から来て欲しいと連絡があって、
久しぶりの再会を楽しみに結婚式に行ったけど、
職場の人や専門学校の友人が中心の式で
自分たちは完全に蚊帳の外だった。

私はそれを聞いて否定しました。

私「いや、サプライズスピーチもお願いしたし、
  ムービーに写真も登場してもらったりしたけど・・・」

友「細かいことはよく知らないけど、
  そう感じたことが全てじゃないの?」

続けて友人がこう言いました。

友「何かしてあげたから良いんじゃなくて、
  気持ちが届いてなかったんじゃない?」

返す言葉がありませんでした。

正直言うと、忙しさもあって、
旧友の彼らへ気が回っていませんでした。

「スピーチお願いするからいいか」
「ムービーに写真載せるから大丈夫」

そう思っていました。

ないがしろにしていた訳ではありません。
むしろ全員に何かしてあげたい、その思いから、
「登場させること」しか頭にありませんでした。

ゲストがどこかに登場することで
「私達の気持ち」が伝わる。
そう考えていました。

しかし、友人の一言で気付きました。

「気持ちが届いていない」

「気持ちを届ける」、
これが本来の目的だったにも関わらず、
いつの間にか「登場させたら大丈夫」
そう考えるようになっていました。

旧友だからこそ、
この私の気持ちの変化に気付いたのだと思います。

いつのまにか「おもてなしの心」は
どこかに行ってしまっていたのです。

お詫びして誤解が解けたかと言うと
今現在でもわだかまりはあります。

私自身、友人の結婚式は
前の週からワクワクして出席します。

旧友もきっとそんな思いで出席してくれたに違いありません。
そんな中「〜しているから大丈夫だろう」と思ってもてなしたのです。

気持ちは伝わったかも知れませんが、
それは私の「希薄な気持ち」だったに違いありません。

あなたの結婚式ではこのような失敗は
絶対にして欲しくありません。

結婚式で大切な友人の心が離れてしまうようなことは。

なので、

手法にとらわれず、
「気持ちを伝える」ことを何よりも大切にしてください。

「今日はありがとね」

そんな一言が何よりも嬉しかったりします。

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ABOUTこの記事をかいた人

インタビュー&撮影して制作する、結婚式のプロフィールブック「はっぴ本」のプロデュースをしています。プロ野球選手、モデル、アナウンサーなどの業界のプロの方々にご指名頂き、先日実績が1000組を超えました。テレビ取材、ラジオ出演依頼があると嬉しくなる出たがり人です。大阪出身福岡在住です。最近、タイ人に間違われることが多く「日本語お上手ですね」と日本人から言われることも…。