プロが教える披露宴でプロフィールムービーを流す最高のタイミング

定番中の定番の演出、
プロフィールムービー。

定番の演出というより、
今や結婚式で無くてはならない
演出の1つですよね。

私も自分の結婚式で作りましたし、
友人の結婚式でも毎回楽しみにしています。

自分の写っている写真を発見して喜んだり、
幼少時代の変な写真で笑ったり、
ふたりの絆を知って感動したり、

プロフィールムービー、良いですよね。

そのプロフィールムービーに関して
新婦様から先日こんな質問を頂きました。

「感動するプロフィールムービーって
 どうやって作ったらいいですか?」

私はプロフィールブック「はっぴ本」の編集長ですが、
実はムービーの制作実績もかなりありまして、
ムービーに関しては少しうるさいのです(笑)。

話を戻しまして、

質問の答え、なんだと思いますか?

・プロ(専門業者)に作ってもらう
・感動的な音楽を流す
・コメントをシナリオライターに書いてもらう

もちろんこれも正解です。
とっても大切なことです。

でも私の答えは違うんです。

私の答えは

「タイミング」

は?
ですよね?(笑)

ムービーの作り方を聞いているのに
「タイミング」は確かにおかしいですよね。

でもこれが私の答えなんです。

プロに作ってもらうことも感動的な曲を流すことも
シナリオライターにコメントを書いてもらうことも
どれも間違いないですし、した方が良いですが、
私はそれよりも「タイミング」を重要視してます。

もちろん「タイミング」は、
「ムービーを流すタイミング」に他なりません。

感動を生む「ムービーを流すタイミング」

・・・・これに気付いたのは10年前、
友人の結婚式の時でした。

その友人のプロフィールムービーに、
私のテーブルはもちろん、回りのテーブルの人達、
男女関係なく、ほぼ全員が涙したのです。

私も感動して涙が止まりませんでした。

その数カ月前も友人の結婚式で
プロフィールムービーを見る機会があったのですが、
その日ほどは涙しませんでした。

友人への気持ちが違うから?

いえいえ、ふたりとも大切な友人です。
気持ちに差はありません。

ムービー自体も特に変わりはないように感じました。
しかし、感じ方が全然違いました。

違いといえば、

数ヶ月前の友人は入場前にムービーを流していて、
その後の友人は新婦の手紙の前にムービーを流した、

この違いだけです。

タイミングでなぜこんなにも反応が変わったのでしょう。

私が出した結論は1つ。

「新郎新婦との心の距離」

これです。

数ヶ月前の友人をAくんとしまして、
多くの方が涙したムービーの友人をBくんとします。

Bくんは新婦さんの手紙の前、
そう披露宴のクライマックスにムービーを流しました。

ふたりの入場からウェルカムスピーチ、
友人のスピーチに涙するふたり、
友達と肩を組んで満面の笑顔で余興に参加するふたり、
笑顔でデザートを振る舞うふたり。

たくさんの時間を過ごすうちに、
初めて会ったBくんのお嫁さんのことが
いつしか知らない人じゃなくなっていました。

「Bくんは良いお嫁さんをもらったな〜」

しみじみそう感じた、披露宴の終盤に、
そう、プロフィールムービーが流れたのです。

大切なBくんのこと、そして、お嫁さんのこと、
ふたりのこと、全てのエピソードが心に染み渡り、
涙が止まりませんでした。

ふたりを知ることで心の距離が縮まったからです。

逆にAくんのムービーは披露宴の最初、入場前でした。

私はAくんのお嫁さんとは当日初めて会いましたので、
どんな方か全然分からない状態でした。
最初のタイミングでのムービーだったので感情移入は難しかったんです。
むしろ早くふたりに会いたかった。早く入場して来て欲しかった。

人は数十分でも一緒に時間を過ごすと
「心の距離」が自然と縮まります。

ゲストとおふたりの「心の距離」が縮まった
そのベストな「タイミング」で
おふたりのプロフィールムービーを流しましょう。
手作りでも大丈夫です。
クオリティの問題ではありません。

大きな感動が会場を包むでしょう。

私の考える最高のタイミングは、
やはり「新婦の手紙前」です。

感動に包まれた後の手紙、、、
この流れ、間違いありません!

はっぴ本
はっぴ本
http://www.happibon.jp

ABOUTこの記事をかいた人

インタビュー&撮影して制作する、結婚式のプロフィールブック「はっぴ本」のプロデュースをしています。プロ野球選手、モデル、アナウンサーなどの業界のプロの方々にご指名頂き、先日実績が1000組を超えました。テレビ取材、ラジオ出演依頼があると嬉しくなる出たがり人です。大阪出身福岡在住です。最近、タイ人に間違われることが多く「日本語お上手ですね」と日本人から言われることも…。