色打掛のレンタル相場!衣装代のリアルな数字発表します。

一生に一度の晴れの日となる結婚式。

日本人なら憧れる和装での挙式。

大切な日を彩る華やかな色打掛を着るとしたら一体どのくらいの費用を用意したらよいのでしょうか?

衣裳を決める前に知っておきたい色打掛を着るための情報をまとめてみました。

色打掛のレンタル相場はいくら?

レンタル衣裳屋やホテルで借りる場合は、大体20万前後~100万以上のものまで、上はキリがないくらいの値段の物まであります。

そして、有名デザイナーが出掛けている色打掛は最低でも40万円以上が多く、底値でもお高めのようです。

また、式場でプランの中に衣裳代が入っていることもあり、その場合はレンタル料金を気にせずプラン内の色打掛から選べたり割引もあるので、どこで挙式をするかによっても変わってくるでしょう。

実際にかかった色打掛のレンタル費用は?

相場はピンからキリまでありますが、実際にかかったレンタル費用を調べてみました。

5万円未満 2.2%
5〜10万円未満 9.0%
10〜15万円未満 10.1%
15〜20万円未満 11.2%
20〜25万円未満 11.2%
25〜30万円未満 11.2%
30〜35万円未満 13.5%
35〜40万円未満 9.0%
40〜45万円未満 5.6%
45〜50万円未満 3.4%
50万円以上 13.5%
※ゼクシィ結婚トレンド調査 2015 首都圏版調べ 2015

50万円以上の方が13.5%もいますが、平均すると色打掛のレンタル費用は27.8万円です。
5万円未満の方もいらっしゃいますが、色打掛の衣装代としては20万円〜30万円位は見ておいた方が良さそうです。

別途かかる費用はあるの?

いざ結婚式で色打掛を着るぞ!と意を決したとしても、本当に色打掛のレンタル代だけで済むの?

ドレスを着る場合でも同じですが、下着についてはレンタルができないことが多いようです。

よくよく考えれば当然のことですが、直接肌に着けるものなので、たとえ1日しか着なくても必ず揃えなくてはなりません。
その他にも小物など色打掛に必要なものはたくさんあります。

さて、どんなものが必要になってくるのでしょうか?

色打掛を着るために必要なもの

【 下着類 】
・肌襦袢(はだじゅばん)
・帯板(おびいた)
・腰ひも(こしひも)
・足袋(たび)
・打掛ベルト(うちかけべると)
・帯枕(おびまくら)
・伊達〆(だてじめ)

【 小物 】
・掛下(かけした)
・長襦袢(ながじゅばん)
・草履(ぞうり)
・帯揚(おびあげ)
・帯〆(おびしめ)
・抱え帯(かかえおび)
・懐剣(かいけん)
・はこせこ
・末広(すえひろ)

などがあり、これらは色打掛とセットになっている場合もあれば、別途レンタル料金が発生することもあるようです。

どうでしょうか?結構必要な物が多いですよね?

色打掛は、着物の上に着るガウンのような物なので、その下に着るものについてもレンタルをするか買い揃える必要があるのです。

これらの物は、着付けを担当する美容院や貸衣裳屋でセットになっている場合もありますが、衣裳を決めてから費用が別途かかることが判明することだけは避けたいものです。

実は、私は白無垢と色打掛を決めた後で衣裳屋さんから上記の下着類は自分で揃えるように言われ、困った経験があります。
なので、衣裳を決めながら衣裳屋さんにどこまでレンタルしてもらえるか確認することが大切だと思います。

ヘアスタイルでも値段に差がつく。

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素敵な色打掛を見つけたら髪型もきちんとしたいと思うかもしれません。

すると、かつらを着ける場合、別途かつら代がかかります。

そして、そのかつらに着けるかんざし代も別途レンタル料がかかります。

ホテルや着付けの美容院など貸りる場所にもよりますが、かつら代の相場は3~8万円位、かんざしにつてはピンキリで3万円位の物もあれば数10万円もする物もあります。
またかつらとかんざしをセットにしてレンタルしている式場もあります。

でも、最近のトレンドは洋髪で色打掛なのではないでしょうか。

洋髪ならヘアセット料金もドレスを着る場合と変わらない料金でできますし、髪飾りもかんざしより安く済み、今風の可愛いアレンジもできるので、人気が高いようです。

それから、ごく少数派だと思いますが、自毛で日本髪を結うとかつら代はかかりませんし、洋髪と同じ料金で対応してくれる美容院もありますので、担当の美容院に確認してみてください。

ちなみに私は自毛で日本髪を結ってもらったので、かつら代を浮かせることができました。
かんざしも式場では借りずネットで安いレンタルのかんざしを探し1万8千円で済ませることができました。

関連記事 色打掛にぴったり!かわいい洋髪画像を集めてみました。

色打掛のネットレンタルもあるって知っていますか?

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やはり和装って知れば知るほどお金がかかるなと思いますよね?

テレビで見る芸能人の結婚は和装からドレスに衣裳替えしている人が多いですが、やはり和装は経済的に余裕がある人にしかできないのでしょうか?

そんなことないです!

今はネットで色打掛をレンタルしているショップが多数あります。

レンタルのメリットはほとんどのレンタルショップで下着類や小物など、着るために必要な物が全て込みのフルセットになっていることです。

そして気になる料金は、男性用の紋付袴と合わせて4万円台の物などもあり、かなり費用を抑えることができます。

でも、写真で見ただけでは実際の着た感じがわからないので不安ですよね?
そこで、ネットレンタルでも試着(有料)が行えるショップもあるので、是非探してみてください。

ネットレンタルショップのデメリットとしては、持ち込み費用と、試着です。

式場によっては持ち込み料が発生してしまい、式場で借りる場合と差ほどかかる費用が変わらなくなってしまう場合がでてくるかもしれません。

また持ち込み費用が発生しない式場を選んだとしても、試着は難しいでしょう。

ネットレンタルで有料の試着サービスを利用したところで、一人で色打掛を着れる人はいるのでしょうか?いなくはないかもしれませんが、かなり少ないと思います。

着た感じや、小物とヘアスタイルなどを全て合わせるリハーサルができないとなるとリスクが高くなりますね。

知り合いに着付けを頼める人がいる場合は、有効なサービスだと思いますが、ただ安く済ませたいだけで色打掛をネットショップでレンタル利用するのはリスキーな場合もあるでしょう。

オススメは挙式はドレス、前撮りは色打掛。

結婚式当日はドレスのみで、色打掛は前撮りで着る人も多いようです。

前撮りとは、結婚式の前に結婚写真を撮ることを言います。

メリットとしては、前撮りで色打掛を着ることで、ウェルカムボードや年賀状に利用することができ、周りの人へきちんと披露できることです。

また、挙式で色打掛を着ている時間と撮影で色打掛を来ている時間は、さほど変わらないと思いますが(場合によっては撮影の方が長い時間着ているかもしれません)、

前撮りなら安価に済みますし、きちんとした写真が沢山残せるので、色打掛を着たという思い出が鮮明に残ります。

デメリットとしては、ゲストにその姿を直接お見せできないという点です。

まとめ

結婚式のレンタル衣裳代って1日の値段なのに何十万もするの!?と驚きますよね。

私は、小さい頃から結婚式は和装と決めていたので、迷うことなく和装を選んでしまいましたが、蓋を開けたら結構お金がかかることを知りぞっとした思い出があります。

準備している最中、もっと価格を見比べてから決めれば良かったな・・・とか、お金がかかり過ぎるから和装は止めようかと迷ったこともありましたが、一生に一度の大切な日に色打掛を着たことは最高の思い出になりましたので、今では後悔していません。

結婚式は衣裳だけではなく、ゲストや引き出物、二次会のことなど決めなくてはならないことが山ほどあるので、忙しくて価格を徹底的に調査したり他社と比べたりすることが体力的になかなかできないと思いますが、花嫁の衣裳は、親も親戚も親友たちも皆が楽しみにしている部分でもあるので、自分が納得できるものを選ぶことが一番大切だと思います。

また、衣裳選びで高い物と安い物を見比べてしまうと、やっぱり高い物が輝いて見えますが、それは見比べているからだと思うのです。

安価な衣裳を選んだとしても、結婚式当日は色打掛を着ているのは花嫁ただ一人です。比べる物はありませんから、必ず輝いて見えると思います。
 
 
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ABOUTこの記事をかいた人

インタビュー&撮影して制作する、結婚式のプロフィールブック「はっぴ本」のプロデュースをしています。プロ野球選手、モデル、アナウンサーなどの業界のプロの方々にご指名頂き、先日実績が1000組を超えました。テレビ取材、ラジオ出演依頼があると嬉しくなる出たがり人です。大阪出身福岡在住です。最近、タイ人に間違われることが多く「日本語お上手ですね」と日本人から言われることも…。